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文化麺類学ことはじめ

石毛 直道・著
フーディアム・コミュニケーション   関連するホームページ
定価:2,330円
1991年9月刊
(15.3x21.6cm) 300p

麺のふるさと中国 / 麺つくりの歴史 / 日本の麺の歴史 / 朝鮮半島の麺 / モンゴルの麺 / シルクロードの麺 / チベット文化圏の麺 / 東南アジアの麺 / アジアの麺の歴史と伝播 / イタリアのパスタ / ミッシング・リンクをさぐる / あたらな展開
(目次より引用)
"鉄の胃袋"をもった民俗学者が、豊富なフィールド・ワークと緻密な考証によって、麺のルーツ、麺食文化の伝播と展開を、世界で初めて体系化した。----
この本の帯には、そう書かれている。
キーワードは、鉄の胃袋、麺食文化。著者は、国立民族学博物館教授。文化人類学者だ。

「ハエを追いながら、手づかみで食べる。汁気がないので、ツルツルというわけにはいかず、モソモソと噛む。ニガソバというだけあって、にがさとえぐさがある。」

「日本のうどんに似たもののうえに、ヒツジ肉の角切りや、野菜の具がたっぷりのせてある。スープは灰褐色ををしていて、その表面はトマトソースの色が溶けてギトギトした赤い油の層でおおわれている。」

「アジのだしと、塩辛のうま味をもつブラチャンの魚臭さがほのかにする。赤だしの味噌汁を思わせる味が基調で、それに、タマリンドの酸味、たっぷりふりかけたトウガラシの辛味、ペパーミントの清涼感が加わる。」

これを読むだけで、食ってみたいとか作ってみたいと思うでしょ?
思う人は、読むべし。
しかしながら、実に残念なことに、絶版。講談社から文庫版も出されたようだが、これも絶版。古書店で探すか図書館で借りて、鉄の胃袋に驚嘆してください。
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