Book of Soba
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名店・老舗の酒肴 蕎麦屋で酒を飲む
サライ編集部・編
小学館
出版社のホームページ
定価：1,500円
1998年10月刊
A5版 (14.8x20.9cm) 125p
「サライ」の2大特集「蕎麦屋の玉子焼」、「蕎麦屋で一杯」が待望、一冊の単行本に！
玉子焼、板わさ、鴨焼きから蕎麦味噌まで・・・・・蕎麦屋で粋に飲む手引書です。
（帯より引用）
蕎麦屋の酒と肴だけの本。
肴の中でも、玉子焼に力が入る。書籍の半分が、玉子焼に占められている。その写真が実に美味そうで、見ているだけでよだれが出る。
昼の忙しい最中に老舗の蕎麦屋に入ると、優雅に酒を楽しんでいる人達を見かけることがある。
うらやましい。本当にうらやましい。
こちらはというと、もり蕎麦二枚を手繰ってさっさと店を飛び出して行くだけなのだから、この違いは何なのだろうかと思う。
下手をすると、立ち食いそば屋で腹を満たし、次の会議室に向かって走って行かなきゃならない。
ひょっとして自分は、生きるスタイルを誤っているのではないかとも思ったりもする。
そんな日の夜に、この本を開き、写真をつまみにして酒を楽しむ。
それはそれで、悦楽の時なのではある。
本書を真似て玉子焼を焼いてみたりもするのも、深夜の密かな楽しみとなる。
好著。
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