Book of Soba / 蕎麦の文学

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そば「竹やぶ」名人の真髄
「竹やぶ」で修行した弟子や親族、友人らに対するインタヴューが、内容に立体感を生んでいる。「竹やぶ」を作り出した阿部孝雄氏の全体像に迫る好著。まさに「竹やぶ」大全。系譜図付き。 阿部 孝雄・著
プレジデント社
定価:1,700円
2003年

そば往生
著者は、蕎麦に深く捕らえられた探求者のひとりなのだが、蕎麦を探求する様は楽しげに見える。しかしそれが、哲学的探求となると、ちょいと話がややこしくなる。哲学者って、やっかいな仕事ですねえ。 石川 文康・著
筑摩書房
定価:1,600円
2002年

そば屋翁 ぼくは生涯そば打ちでいたい
文春文庫の一冊。ハードカバーには無かったイラスト(良い!)が加えられて、少し趣の異なる本に仕上げられている。この本が543円で手に入るのだからありがたい。お値打ちの207ページ。 高橋 邦弘・著
文芸春秋社
定価:543円
2002年

大吉蕎麦
伝説の蕎麦打ち名人を父親に持つ主人公が、蕎麦に関わりながら成長して行くという、料理コミックの王道を行く物語。漫画だから、凄い技が出てくる。その技に驚きながら楽しむ一冊。 城戸 レイ・原作
橋本 孤蔵・劇画
日本文芸社
定価:552円
2002年

あらきそばの真髄
「あらきそば」という舞台があり、舞台を廻す登場人物達と、そこで紡がれる歴史が生き生きと描かれている。面白いというだけでは、言葉が足りない。
読み終えて、溜息が出た。好著である。
里美 真三・著
文藝春秋
定価:1,905円
2001年

駿府手打蕎麦
前書きが、小さん師匠、静岡県知事、薩摩夘一氏という豪華な顔ぶれ。78歳の現役そば職人一代記。
飾りも気取りもない正直な語り口が良い感じ。
安田 貞男・著
調理栄養教育公社
定価:1,600円
2001年

蕎麦屋の恋
焼肉屋の恋があり、寿司屋の恋がある。四川料理屋の恋もあれば、蕎麦屋の恋もある。蕎麦とは関係が無い小説。でも、悪くない。ふうわりとした語り口が、どこかで蕎麦とシンクロする。 姫野 カオルコ・著
イースト・プレス
定価:1,400円
2000年

みちのく蕎麦街道殺人事件
みちのくの蕎麦事情を取材に行った料理評論家が、殺されてしまう。関西に取材に行ったら、また別の料理評論家が殺されてしまう。これじゃあ、おちおち蕎麦も食ってられない。 金久保 茂樹・著
祥伝社 NON NOVEL
定価:838円
2000年

そばの細道 -- 信州そば 面白美味街道
この本には、愛がある。蕎麦に対する愛がある。そば屋への愛があり、信州への愛がある。愛が真摯に語らせる。
若きそばライターのデヴュー作。
宮下 武久・著
川辺書林
定価:1,600円
2000年

ニャースとつきみそば
ばけねこポケモンのニャースは、実は手打ちそばを作るのである。多才なのである。そのニャースが、「つきみそばや」というそば屋を開く。
蕎麦好き幼児養成絵本、か?
犬山 犬子・作 / ケラリーノ・サンドロヴィッチ・絵
小学館
定価:600円
1999年

そば打ちの美学
読み物として面白い。会社の経営者がよいどれの蕎麦打ち名人に弟子入りし、屋台の店を開き、やがて信州に移って行く、といった物語が続く。後半はそば打ち解説。更科の生一本を打つ秘技を公開。 大西 利光/須田 修・著
川辺書林
定価:1,800円
1999年

そば屋 翁 ぼくは生涯そば打ちでいたい。
ご存知「翁」の高橋氏の著作。山梨を離れるまでが語られる。本当に、そばのことばかり考えているのですね。素敵です。 高橋 邦弘・著
河出書房新社
定価:1,500円
1998年

蕎麦とうどん
同じ著者による「そば」(透土社・1994年)の続編。相変わらず取材範囲は幅広い。第三章の「平家落人伝説とそば」は、読みごたえがある。 大槻 茂・著
透土社
定価:1,600円
1997年

竹やぶの蕎麦
千葉県にある「竹やぶ」主人の随筆集。
蕎麦に対する力の抜けたこだわりが、店と同じように不思議な風味を生んでいる。
阿部 孝雄・著
三水社
定価:1,600円
1997年

蕎麦と生きる 一茶庵 友蕎子 片倉康雄伝
蕎麦打ちの巨人、片倉康雄の生涯。
生涯を俯瞰することで、この蕎麦打ち人の全体像がかすかに見えてくる。好著。
岩崎 信也・著
柴田書店
定価:1,800円
1997年

そば職人一代記 下町の地震と空襲
関東大震災の悲惨、東京大空襲の凄惨 ・・・ 激しく揺れる時代を生き延びたそば屋の記録。時代を潜り抜けて人が生き続けるというのは、こういうことなのだとなあと思う。生命への、エールが聞こえる。 赤羽根 一雄・著
三一書房
定価:2,200円
1996年

そば打ちの哲学
この本は、何だかよく分かりません。2回読んでも、分からない(多分ぼくが哲学的でないから)。ただ、蕎麦を打つことにおける工夫のあれこれには感心する。哲学者も熱心に蕎麦を打つ。 石川 文康・著
筑摩書房
定価:660円
1996年

夢見そば
「刻一刻の変化っていうのはたしかにある。しかし、一貫した法則も確かにあるわけでね。この両方をつかんでいないと成り立たないのがそばの世界なんですよ。」---いやはや、恐れ入りました。 村松 友み・著
NHK出版
定価:1,262円
1996年

江戸そば一筋
堀田平七郎氏が書いたものはどれも面白い。
蕎麦屋の仕事を広く論じた「並木藪蕎麦そば遺文」、あえて蕎麦の文学に置く。
堀田 平七郎・著
柴田書店
定価:1,456円
1995年

蕎麦打ち
ちくま文庫。文庫版のあとがきによると、著者は蕎麦打ちを突きぬけて地球環境の問題に取り組み始めたらしい。蕎麦の力、実に恐るべし。 加藤 晴之・著
筑摩書房
定価:699円
1994年

日本の名随筆(別巻19)蕎麦
そば屋で蕎麦を待つ間に読む本。新ソバを待つ夏の午後に読むのも良い。執筆者は実に多彩。労作。 渡辺 文雄・編
作品社
定価:1,553円
1992年

加計[広島]発・森[北海道]ゆき そばづくし汽車の旅
「かけ」駅から「もり」駅まで、列車を乗り継いで蕎麦を食う、それだけの本。鉄道マニアでなおかつ蕎麦好きという方にだけお勧め。その他大勢の方にはお勧めしません。 種村 直樹・著
徳間書店
定価:1,262円
1991年

美味しんぼ(23) 真夏のソバ
そばといえば、中松警部(笑)。
32巻の「薬味探訪」で紹介されたことで、暮坪かぶの生産量が増えたらしい。それくらいの影響力を持つコミック。
雁谷 哲・作 / 花咲 アキラ・画
小学館
定価:485円
1990年

蕎麦打
これが、蕎麦文学。
プロダクト・デザイナーが出張蕎麦打ち人になるまでの物語。その後の物語を読みたい!
加藤 晴之・著
筑摩書房
定価:1,495円
1990年

そば屋の旦那衆むかし語り
藤村和夫氏語り口を楽しむ本。昔のそば屋の裏口から、仕事場を覗き見る楽しさがある。 藤村 和夫・著
ハート出版
定価:1,000円
1987年

蕎麦ときしめん
改めて読み返してみると、「序文」が一番面白い。それと、「三人の雀鬼」。表題作の「蕎麦ときしめん」は、日本人とユダヤ人を比較した論考を下敷きにしたパスティーシュ。笑えます。 清水 義範・著
講談社文庫
定価:350円
1989年

日本列島すぐ蕎麦の旅
北海道から沖縄までの旅の中で、その土地の蕎麦と出会い人と出会う。蕎麦屋の背景にある土地の歴史や文化を、蕎麦と共に味わう。快作。 富永 政美・著
リヨン社
定価:1,600円
1988年

蕎麦ときしめん
「日本人とユダヤ人」を底本とするパロディ小説(パスティーシュ)。東京駅ホームの立ち食い蕎麦vs名古屋駅ホームのきしめんという感じなのだが、笑える。激しく笑える。 清水 義範・著
講談社
定価:1,200円
1986年

世間ばなし そば仕込帖
著者は長野県の医者。蕎麦を「生まれ在所の味」という蕎麦的環境で暮らす日々の雑記。 宇治 正美・著
銀河書房
定価:1,500円
1986年

そば風土記
良い本だなあ。蕎麦を語って自由自在。日本の風土に根ざした蕎麦を見つめる姿勢に、深い余裕がある。きりきりと蕎麦を追い求めるというのではなく、蕎麦という身近な存在を通して日本的なものを考える本。 植原 路郎・著
毎日新聞社
定価:850円
1974年

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