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「そば」が語る伝統の味 -- 日本の食文化が育んだ蕎麦

小林 尚人・著
文芸社   出版社のホームページ
定価:1,000円
2002年1月刊
B4版 (12.7x18.7cm) 202p

日本の食文化が育んできた「そば」(そば切り)に、近代化の波は押し寄せた。しかしいまは本当に伝統の味を守りたい育てたい、と願う風潮が強くなっている。(中略)素材の声に耳を傾け、伝統あるそば切りの味を確かめながら、現代に生きる私たちは、先達の遺してくれた日本文化の意味と価値とともに、健康食品「そば」の伝統を汚すことなく次代へ伝えるよう努めなければならにだろう。

(「おわりに」より引用)
少年次代を太平洋戦争の最中に生きた著者は、戦後の蕎麦の変遷を食客として見てきたのであろう。
「そば」という食文化を次代に伝えたい、そのような著者の熱意は分かる。
アルバイト店員に蕎麦湯をくれと頼むと、「メニューにありません」答えられたりしたら、そりゃあガッカリしますものねえ(実話)。
でも、大丈夫。蕎麦の伝統はしっかり生き続けている。そう簡単に枯れたりはしません。
むしろ、蕎麦を打つ職人の仕事に対して、しっかりと評価する食客の存在がこれからは大事だと思う。
だから、著者のようなご隠居の世代に、ますます頑張ってもらわなければなりません。
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