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なにも蕎麦打ちの世界に限ったことではないが、プロとアマチュアの違いははっきりとしている。
蕎麦を打って金を稼ぐのが、プロ。
アマチュアは、金を払って蕎麦を打つ。
仕事で稼いだ金をつぎ込んで、蕎麦打ち遊びを楽しんでいる。


あの包丁が欲しい、この器を手に入れたい、あそこのそば粉を打ってみたい・・・そんなささやかなことを夢見つつ、大事な稼ぎを花粉にまぶす。
それこそが、アマチュア蕎麦打ち人の誇りとするところ。
財布をはたくアマチュアには、アマチュアなりの覚悟がある。
そこにはアマチュアだけが持つ気高さがある。


"蕎麦帳"では、蕎麦のあれこれの書籍を並べている。
書籍の中に、蕎麦の歴史を楽しむ。薀蓄に耳を傾け、科学に心躍らせ、プロの蕎麦打ち人の凄みに打たれる。
ページをめくる楽しみの中で、蕎麦の迷宮にはまり込む。
これはこれで、ひとつの悦楽ではある。
恐らく、プロもアマチュアも関係あるまい。


さてそれで思うのだが、アマチュアにはアマチュアの道がある。
歴史の中で磨かれた技や先人の知恵を尊び、プロの蕎麦打ち人を畏敬し、その技に恐れを抱く。それは良い。
だがしかし、そば屋の衣装まで真似ることはない。
アマチュアであればこそ、フリースタイルで行きたい。


アマチュアには、制約が無い。
だから伝統を学んで伝統から外れ、形を尊びながら形を崩したって構わない。
自由気ままに蕎麦スタイルを追求し、プロが行かない道を行く。
自分の舌と美意識だけに従って、明日も蕎麦と戯れる。
蕎麦打ちマニアは、気楽に蕎麦を逸脱する。
そして新しい蕎麦スタイルを作るのである(多分)。


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