Sobaware / Serving Ware for Soba

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Sobaware:蕎麦器
"Sobaware"とは
蕎麦は、箸や蕎麦猪口や薬味入れや湯桶といった、さまざまな道具と共に提供される。一杯の蕎麦のために、テーブルの上には多様な道具が並べられる。
そういった道具を、総称して"Sobaware"(ソバウェア、蕎麦器)と呼ぶことにする。


蕎麦に合わせて選ぶ
"Sobaware"を選択する時に最も重要なことは、もちろん道具としての使い勝手であるが、それが提供する蕎麦にふさわしいものでなければならない。
田舎風の太打ち蕎麦は、それにふさわしい器に盛るべきであり、更科粉で打つ細打ち蕎麦には異なる器を用意すべきだろう。 料理に合わせて器を選ぶという当たり前のことは、もちろん蕎麦にも当てはまるのだから。


取り合わせ
"Sobaware"の選択で重視すべきことは、道具の取り合わせである。
東京の下町に、蕎麦を朱塗りの盆に盛って提供するそば屋がある。汁つぎは、錆色の小ぶりな徳利。その組み合わせは美しい。華やかさと渋みが、互いに引き立てあう。ところが、藍染め風の蕎麦猪口がその組み合わせの美しさを壊している。
取り合わせはデリケートな課題であると同時に、深さもある。


見立てと応用
冷たい蕎麦はせいろや笊(ざる)で提供するものというのは、つまらない常識だ。
蕎麦は、もっともっと自由で良い。
とりわけアマチュアの蕎麦打ちは、うんと冒険すべきだと思う。遊びであればこそ、洋食器を含めたさまざまな道具を応用して、"Sobaware"の楽しみを広げたいではないか。


"Sobaware"を考える
蕎麦なんて、そば粉を捏ねて、延ばして、切って茹でるだけの代物でしかない。そこに打ち手の美意識を反映させるのが、"Sobaware"だ。
蕎麦打ちを遊びと心得た上で、"Sobaware"のあり方と、見立てと応用と、その取り合わせについて考えてみたい。
皆様のご意見を待つ。(そのうちに、掲示板を立てるつもりです)



箸 (はし : Chopsticks)
蕎麦を食べるための、最も基本的な道具のひとつ。
箸にはさまざまな種類がある。多様な箸の中で、蕎麦を食すための箸としては杉の割り箸を最上としたい。

箸置き (はしおき : Chopsticks rest)
小さな道具ではあるけれど、さまざまな蕎麦器の調和の中では無視できない。
自然石から銀細工まで、実に多様な種類がある。遊ぶ気持ちで選びたい。

汁つぎ (つゆつぎ : Sauce bottles)
蕎麦つゆを供するための容器。
一人用から多人数用まで、さまざまな形があり、洋食器の応用もあれこれの工夫ができる。 "Sobaware"の中でも、最も強い個性を放つ器のひとつ。

薬味入れ (やくみいれ : Condiment container)
山葵、大根、葱などの薬味を供するための器。
脇役だが、その選択にはずいぶんと悩まされる。難しい。でも逆に冒険もできる。

蕎麦猪口 (そばちょく : Dipping cups)
そば汁を入れ、蕎麦をひたすための器。
決して"Sobaware"の主役ではないのだが、蕎麦猪口のコレクターは少なくない。
"Sobaware"の多様性を代表するものだからだろう。

粉入れ (こいれ : Flour container)
世間には馴染みがない道具(ぼくしか使っていないかも知れない)。
蕎麦を供する前に、本日はこんな蕎麦粉で打ちますよということを明らかにするために、蕎麦粉を供する。そのための器。

湯桶 (ゆとう : Pitchers for soba-yu)
蕎麦湯を提供するための道具。
蕎麦の最後に登場する"Sobaware"。湯桶探しは、実はとても楽しい。あれこれの器から応用できるから。

器 (うつわ : Tray)
蕎麦を提供するための器。
冷たい蕎麦は、必ず蒸篭(せいろ)や笊(ざる)で提供するもの、と決まっているわけではない。蕎麦の器は、もっともっと自由なものだ。

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